DAY2 REPORT
祭りはいよいよヒートアップ! もしフェス2日目は「MOSHI POP」をテーマに開催!
日本のポップカルチャーを世界に向けて発信する「MOSHI MOSHI NIPPON FESTIVAL 2015 in TOKYO」(通称:もしフェス)は2日目を迎えた。初日の余韻があたりに漂う東京体育館は、朝から多くの人でにぎわった。「MOSHI POP」と題した今日は、ジャンルを超え、日本のPOPカルチャーを代表するアーティストが登場した。
オープニングを飾ったのは、尺八と三味線の音色に合わせてランウェイを歩くモデルたち。赤い和傘を片手に、浮世絵Tシャツという出で立ちは、外国人の強い関心を惹く。
メインステージの「MOSHI MOSHI STAGE」の先陣を切ったのは、でんぱ組.inc。もしフェスのロゴに合わせ、富士山をイメージしたというブルーを基調とした衣装で登場すると、「にっぽん、いくよ~!」の掛け声を皮切りに勢いよく歌をスタート。カラーリボンを使った見事なパフォーマンスで注目を集めた。また、海外からのオーディエンスの多さに感激したメンバーは「Where are you from?」と声をかけ、観客との交流を図った。
サブステージの「NIPPON STAGE」のトップバッターを務めたのは、アップアップガールズ(仮)。「ニーハオ」「アンニョンハセヨ」「ボンジュール」など国際色豊かなもしフェスにぴったりと言える、各国の言葉であいさつをし、軽快なリズムに合わせて激しいダンスを繰り広げた。
続いて登場したのは、初アルバムを先日リリースしたばかりの、虹のコンキスタドール。メンバーたちは「あついなぁ、もしフェスあついなぁ~」と口にしながらステージに現れ、ファンの熱気はさらに上昇。『トライアングル・ドリーマー』を含む3曲を披露した。
雨がぱらつきはじめる生憎の天気だったが、傘を差しながらも続々と来場客の波は途切れることがない。祭りエリアにある体験コーナーでは、書道をする親子の姿、MOSHI MOSHI 縁日では、射的を楽しむ学生たちが見られた。また、入り口の側に設置されている「MATSURI STAGE」からは、DJが流すアップテンポの音楽が祭りの雰囲気を演出する。
「NIPPON STAGE」には、Cheeky Paradeが登場。エネルギーに溢れたメリハリあるパフォーマンスで、会場は一気に沸点へと向かう。来月の定期公演でTEMPURA KIDZとツーマンライブを行なうことを発表し、あちらこちらで喜びの声が聞かれた。
一方、「MOSHI MOSHI STAGE」を振り返ると、4人組ガールズバンドのSilent Sirenが熱いパフォーマンスを見せた。ヴォーカルのすぅ(吉田菫)が「ハンズアップ!」と呼びかけ、客席と一体に。
マルコメの新たなキャラクターを決めるオーディションでは、7名のファイナリストの中から味噌汁への熱い思いを語った下田朝陽さんがグランプリに選ばれ、記念すべき初代マルコメちゃんが誕生した。味噌汁1年間分と雑誌merにモデルとして登場する権利を獲得した、彼女の今後に期待が集まる。
増田セバスチャンによる「The Show」は、自身がアートディレクターとしてデザインを手がける、原宿で話題の「KAWAII MONSTER CAFE」とのコラボレーション。増田セバスチャンのDJが生み出すミュージックに合わせて、かわいいモンスターたちが次々に出現し、会場に異彩な空間をつくり上げた。
SHARP AQUOS 4Kのコーナーでは、サプライズできゃりーぱみゅぱみゅが登場! 新曲『完全形態』を発表するとともに、17役のオーケストラに扮したCMにまつわるエピソードを披露した。
動くたびに衣装にあしらわれたグリッターが反射し、きらめきを増す9nineは全4曲を熱唱。
カメレオは、うさぎのマスクをかぶったダンサーをバックに『ダメ男』『デビルくん』『万歳\(・∀・)/Music!』の3曲を歌い上げた。
きらびやかなショーが続く、もしフェス2日目もいよいよ佳境に入り、三戸なつめが「MOSHI MOSHI STAGE」に登場。白のギターを提げてデビュー曲の『前髪切りすぎた』を歌い切ると、終始飛び跳ねながらポップに『わたしをフェスに連れてって』を観客に届けた。トレードマークである前髪にかけて『前神』と書かれた日の丸の扇子からは、彼女のユニークな個性を匂わせた。
昨日に引き続き、会場内に設置されたブースは魅力的なコンテンツが満載。高音質の最新機器でのカラオケ無料体験や、メイド服、ナース服などのコスプレグッズを購入し、日本独自のコスプレカルチャーを体感できるコーナーなど、各々バラエティーに富んでいる。
また、モデルと交流ができるブースもあり、村田倫子とのマリオカート対決や柴田紗希による韓国語講座、中田クルミによる刺繍ワークショップが開かれていた。参加するための整理券を手に入れるために、たくさんのファンが押し寄せた。
人気モデルたちは雑誌のファッションショーでも活躍。武智志穂、田中里奈、青柳文子、瀬戸あゆみなど、青文字系を代表する雑誌のステージに彼女たちがランウェイに登場すると、客席から「かわい〜!!」と完成があがった。
「MOSHI MOSHI STAGE」のオオトリは、ヴィジュアル系エアーバンドのゴールデンボンバー。「ど〜も〜!」という鬼龍院翔を筆頭に姿を現したメンバーたち。日本のカルチャーを世界に発信するというもしフェスのコンセプトに沿って、喜矢武豊は日本刀で前髪を切られて三戸なつめになり、歌広場淳はビキニ姿のセーラームーンに変身。樽美酒研二はワンピース歌舞伎と評し、風でスカートがめくれてTバッグが見えるといった爆笑の演出で、オーディエンスのボールテージは頂点に達した。
フィナーレは本日の出演者がステージに大集合。MCの「もしもし」「にっぽ〜ん!!」の掛け声で銀テープが噴射され、ステージを華やかに締めくくった。
明日はいよいよ最終日! ラストを飾る3日目のテーマは「MOSHI COOL」。きゃりーぱみゅぱみゅやCAPSULE、m-flo、WORLD ORDER、水曜日のカンパネラなどの日本カルチャーを牽引するアーティストたちがステージを彩る。各国を旅してきた「MOSHI MOSHI FESTIVAL 2015」の最後を、是非ここ東京で見届けてほしい!